「若いうちにマイホームを買うべき」という父。まだ27歳なので賃貸でよいと思っていましたが、今購入しておくべきでしょうか?
インターネット上でも、しばしば持ち上がる「持ち家・賃貸」論争。持ち家派・賃貸派それぞれに言い分があり、どちらがよいのか判断が難しいところです。   若いうちはマイホームを所有するイメージが湧かない人も多いでしょう。27歳という年齢は、社会に出て10年も経っておらず、貯蓄もそれほどできていない可能性もあります。それでもマイホームを買っておいた方がよいのか悩んでしまう人も少なくありません。   そこで今回は、持ち家と賃貸のメリット・デメリットや、若いうちにマイホームを購入すべきかどうかについて解説します。

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持ち家と賃貸のメリット・デメリット

持ち家と賃貸、どちらがよいか論争になりがちなのは、それぞれにメリット・デメリットがあるためです。マイホームを購入するか悩んだ場合は、それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
 

持ち家のメリット・デメリット

持ち家を保有することで得られる可能性があるメリットは、次のようなことがあげられます。
 

・家賃を払い続ける必要がない
・自分の家という安心感がある
・持ち家が資産になることがある
・老後、持ち家があった方が安心

 
一方で、次のようなデメリットが発生する可能性もあります。
 

・必ずしも資産となるとは限らない
・収入が減ってもローンを支払い続けなければならない
・家のメンテナンスを定期的に行う必要がある
・転勤や引っ越しがしづらい
・税金を支払う必要がある

 
マイホームを所有する最大のメリットは、資産になる可能性があることです。手直しが必要になることはあるものの、住み続けることもできるため、老後の安心感もあります。
 
しかし、土地や家屋の資産価値が落ちる可能性や、万が一収入が減少しても賃貸のように安い物件に引っ越すことはできず、ローンを払い続けなければならないリスクもあります。
 

賃貸のメリット・デメリット