70歳の母が「つい買いすぎてしまう」と生協で毎週「1万円」分の注文をしています。いくらくらいの注文が一般的なのでしょうか?
生協(生活協同組合)は食品を始め、日用品や洋服など、豊富なアイテムがそろっています。そのため、主婦(主夫)層から高齢者まで幅広い方が利用しています。利用者のなかには、生協でつい買い物をして、毎週「1万円以上」注文している方もいるかもしれません。   では、生協で毎週「1万円」の注文をしている場合、頼みすぎているのでしょうか。今回は、生協の月平均利用金額と買いすぎ防止のコツをご紹介します。

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生協の買い物、月平均額はどれくらい?

日本生活協同組合連合会の「2024年度全国生協組合員意識調査」によると、利用者の1ヶ月当たりの平均利用金額は2万3978円です。1ヶ月を4週として考えると、週の平均利用金額は約6000円になります。
 
なお、この金額は、宅配注文と店舗購入を両方含めた金額だと考えられます。毎週1万円分注文すると、月の利用額は4万円になるため、平均金額の1.5倍以上購入していることになるでしょう。
 
また、同調査では、年代別の平均利用金額についても調査を行っています。年代ごとの1ヶ月当たりの平均利用金額は表1の通りです。
 
表1

年代 平均利用金額
20代以下 9842円
30代 1万5443円
40代 1万8917円
50代 2万1993円
60代 2万6520円
70代 2万8781円
80代以上 2万7339円

出典:日本生活協同組合連合会「2024年度全国生協組合員意識調査」を基に筆者作成
 
70代利用者の月平均利用金額は、年代別で最も高くなっており、週当たりの平均利用金額は約7200円です。そのため、毎週1万円の注文をしている場合は、年代平均と比較しても1.5倍近く購入している可能性があります。
 
宅配注文と店舗購入をどちらも含めた計算と考えると、仮に宅配注文だけで生協を利用している場合、利用金額はさらに差が出る可能性もあるでしょう。
 
また、年代別で比較すると、80代以上を除き、70代までは1ヶ月当たりの平均利用金額が増加しているため、年齢が上がるほど積極的に生協を使っていると考えられます。
 

1ヶ月当たりの食費・日用品の平均費用はどれくらいなのか