「東京→大阪」への帰省時の失敗談。新幹線の切符は「乗車直前」に買うと損? 事前予約「1万2000円」との料金差を検証
「両親が遠方に住んでいるので、年末年始は新幹線を利用して帰省しています」。こんな人も少なくないのではないでしょうか。新幹線を利用して帰省する場合、特に帰省ラッシュのタイミングでは、切符を購入するタイミングで大きな損をしているかもしれません。   本記事では、筆者が実際に東京から福岡に帰省した際の体験話を交えて、事前予約と直前購入した場合の料金差と、事前予約の重要性をお伝えします。

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新幹線切符の直前購入、その料金の実態とは?

筆者は年末の繁忙期に、東京から大阪へと新幹線で帰省しました。乗車直前に、東京駅の窓口で切符を購入したところ片道1万4720円(指定席)でした。
 
これに対し、乗車の1ヶ月前~21日前までに「スマートEX早特21ワイド」で予約していた場合の料金は、割引適用で片道1万2370円程度だったのです。通常購入との差額は片道あたり約2000円以上の差があり、早特を利用しなかったことによる損失を痛感しました。
 

早特が適用されない期間があることに注意

早特は、早く予約することでお得に新幹線の切符が購入できるシステムですが、一部利用できない日も存在します。
 
年末年始もその中の1つで、2024年度の場合、12月27日~1月5日の間で利用する際はこの早特を使うことができませんでした。該当の日を避けて、スケジュール調整が可能な人は早特で予約することで費用を抑えることができます。
 

株主優待券を使えば、年末年始でも料金が割引される

基本的に新幹線を利用するのが繁忙期(お盆、年末年始など)の人にとっては、早特予約はあまり効果的でないかもしれません。その場合は、株主優待による新幹線利用がおすすめです。例えば、JR東海では、優待券を使うことで、通常価格から1割引の料金(1回の利用で最大2枚を利用して2割引まで可能)で利用可能です。
 
この株主優待は、お盆や年末年始などの繁忙期でも利用可能です。利用するためには、JR東海の株式を購入する必要があります。株主優待券は、各鉄道会社が発行しているため、自分が使う路線に適した会社の株式を購入して株主優待を利用するのが良いでしょう。
 

予定調整の柔軟度や時期に合わせたベストな購入方法でお得に利用する