朝に車のフロントガラスが凍っていたので「ワイパー」で氷を落とそうとしたら、祖父に「傷がつく!」と怒られました。車を傷つけない「凍結への対処法」は何ですか?
冬の朝、仕事前で急いでいるときなどに車のフロントガラスが凍結しており、対応に困った経験のある方もいるでしょう。凍ったフロントガラスに対処する際は、手段を間違えるとフロントガラスを傷つける可能性もあります。   交換や修理費用など余計な出費を出さないためには、車を傷つけない対処法を知っておくことが大切です。今回は、フロントガラスが凍っていたときの対処法や、間違った方法などについてご紹介します。

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フロントガラスが凍っていたときの対処法

車を運転する際にフロントガラスが凍っていたときは、おもに以下の2つの方法で溶かすとよいでしょう。

●デフロスターを使用する
●解氷スプレーを使用する

上記の内容について、詳しく解説します。
 

デフロスター

デフロスターとは、車のフロントガラスの曇りを解消してくれる機能です。フロントガラスなどへ集中して風を送り、乾燥させてガラス面の曇りを除去します。デフロスターではあたたかい風を送れるため、凍った面を溶かせるでしょう。
 
ただし、デフロスターは温風になるまで時間がかかる可能性もあります。より時短で溶かしたいときは、次にご紹介する解氷スプレーも検討しましょう。
 

解氷スプレー

解氷スプレーは凍結した部分にかけることで、効率よく氷を溶かせるアイテムです。
 
解氷スプレーの主成分はエタノールでできており、エタノールは水よりもさらに低い温度で凍る性質を持ちます。そのため、スプレーを吹きかけることで凍りにくい状態を作り、凍結部分を溶かす仕組みです。商品としての解氷スプレーを持っていなくても、エタノールを持っていれば同様の効果を得られます。
 
なお、解氷スプレーやエタノールがボディーやワイパーゴムに付着すると、塗装がはがれたり劣化したりするおそれがあるため、注意が必要です。
 

対処法を間違えると余計に費用がかかるケースも