ガソリンスタンドで「タイヤ4本4万円」を見かけましたが、安すぎて不安です。カー用品店と比べて、安全性に問題はないのでしょうか?
車のタイヤは、安全運転の要です。しかし、ガソリンスタンドで格安価格を見たときに、「こんなに安くて大丈夫?」と不安に思う方もいるでしょう。   そこで本記事では、ガソリンスタンドのタイヤ販売とカー用品店との違いを比較し、安全性や価格の秘密について解説します。

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ガソリンスタンドでタイヤを買う? その販売戦略とは

ガソリンスタンドでのタイヤ販売は、必ずしも格安というわけではありません。むしろ、タイヤは比較的高額な商品であり、重要な収益源の一つとなっています。ガソリンスタンドは、燃料販売だけでなく、タイヤなどの「油外商品」の販売を促進することで利益を上げるビジネスモデルを採用しています。
 
ガソリンスタンドがタイヤ販売を促進するにあたっては、空気圧点検など顧客への積極的な声掛け、高齢層を中心とした車両の引き取りや納車サービスの提供、フレーミング効果の活用で顧客の購買意欲を高めるなどといった方法を取り入れています。
 
これらの戦略により、ガソリンスタンドはタイヤ販売を重要な収益源として位置づけ、積極的に販売促進を行っています。
 

カー用品店とガソリンスタンド、安全性に違いはある?

タイヤそのものの安全性については、購入するタイヤが新品かつ正規品であれば、基本的に問題はありません。ただし、以下の点に注意が必要です。
 

1. 製造年の確認

タイヤは経年劣化するため、製造から5年以上経過したものは性能が低下している可能性があります。購入前に製造年を確認し、5年以上経過していれば点検を受けましょう。
 

2. 対応スタッフのスキル

ガソリンスタンドは給油が主な業務であり、スタッフのタイヤ交換の専門知識がカー用品店に比べて十分でない傾向にあります。
 

3. 交換後のメンテナンス体制