
▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
「家賃補助」や「住宅手当」の違い
「家賃補助」と「住宅手当」の違いは、明確な定義がされていないようです。いずれも「法定外福利厚生」に分類されるようで、法律上の区別はないとされています。
企業によっては従業員の家賃や住宅ローンを補助する場合は「住宅手当」、賃貸の家賃のみを補助する場合は「家賃補助」とするケースもあるようです。どのような扱いになっているかは企業ごとに異なるため、一度担当者に問い合わせたり、規則を確認したりするとよいでしょう。
所得税の対象となるのは「課税所得」
所得税は、個人の所得に対してかかる税金であり、納税義務のある人が受け取った所得に対し課税される仕組みです。しかし、会社からもらう給料には「課税所得」となるものと、税金が取られない「非課税所得」があります。年収とは、課税所得の合計のことを指しており、非課税所得は含まれません。
年収に含まれる課税所得とは、次のような手当が該当するようです。
・基本給
・時間外手当
・休日出勤手当
・深夜勤務手当
・職務手当
・地域手当
・住宅手当
・家族手当
・ボーナス
このことから、「住宅手当」や「家賃補助」を給与に含めた状態で受け取っているのであれば、課税所得になると考えられるでしょう。