
▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
昇給率とは
昇給率とは、昇給前後の給料を比較して、何%昇給したかを求める割合のことです。昇給率を計算するには「昇給金額÷昇給前の給料×100」で計算できます。
例えば昇給前20万円、昇給後が20万5000円になったと仮定しましょう。この金額を計算式に当てはめると「5000円÷20万円×100」が計算式として成り立ち、昇給率は2.5%となります。なお、昇給率を計算する際は、各種手当や賞与などは加味しないことが一般的とされています。
また、昇給率が分かっていれば、将来どのくらいの年収になるかも計算できると考えられます。毎年昇給率が変わらないことが前提となりますが、基本給に対して昇給率を掛けていけば、おおよその給与を計算できるでしょう。
企業規模によって平均昇給率は異なる?
平均昇給率は、企業規模によって差があると考えられています。今回は一般社団法人日本経済団体連合会が2023年に発表しているデータを基に、それぞれの平均昇給率を確認していきましょう。
中小企業の場合
一般社団法人日本経済団体連合会が発表している「2023年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果(加重平均)」によると、製造業の平均昇給率は3.19%(8659円)、非製造業の平均昇給率は2.65%(6924円)となりました。また、規模別の平均昇給率は表1の通りです。
表1
企業規模 | 平均昇給率 |
---|---|
100人未満 | 3.01%(7582円) |
100~300人未満 | 2.88%(7576円) |
300~500人未満 | 3.11%(8535円) |