ネットオークションで「スタッドレスタイヤ」を買おうとしたら、友人に「命に関わるからやめたほうがいい」と言われた! 正規の値段は高いのですが、本当に危険なのでしょうか…?
雪国に住む人だけではなく、普段雪が降らない地域に住んでいる人でも、スキーやスノーボードに出掛けたい、雪が降ったときでも安心して車を使いたいと考えて、スタッドレスタイヤに履き替えることがあるでしょう。   しかし、スタッドレスタイヤは高価なものです。できるならばネットオークションなどでお得に手にしたいという人もいるかもしれませんが、「危険だからやめたほうが良い」という人もいます。本当に危険なのか、中古タイヤの選び方とあわせて見ていきましょう。

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中古スタッドレスタイヤでも適切なものであれば危険ではない

スタッドレスタイヤは新品で購入すると高額ですが、中古タイヤを選べば費用を節約できます。しかし、タイヤの不具合は命に関わるため、中古タイヤを選んだばかりに事故を起こしてしまう、というのは避けなければいけません。
 
もちろん、中古品スタッドレスタイヤであっても適切な選び方をすれば、コストを抑えつつ、安全に使用できます。まずは中古スタッドレスタイヤを選ぶポイントを見ていきましょう。
 

溝の減り具合の確認 残りの溝が50%以上のものを選ぶ

スタッドレスタイヤの性能は溝の深さに大きく左右されます。タイヤの溝が減ると雪や氷の上でのグリップ力が低下し、非常に危険です。
 
法律では残りの溝の深さが1.6ミリメートルあれば走行可能とされています。しかし、タイヤメーカーのブリヂストンは「スタッドレスタイヤは新品時から50%摩耗すると、氷雪路でのグリップ性能が大きく低下する」としているため、少なくてもこの基準を満たすタイヤを選ばなければいけません。
 
スタッドレスタイヤには、法律で定められた溝1.6ミリメートルを知らせるスリップサインのほかに、50%摩耗の目安を知らせるプラットホームと呼ばれる突起があります。中古スタッドレスタイヤを買う場合は、これを必ず確認しましょう。
 

製造年を確認 5年で交換必須とも言われる