過去3年間で一番ガソリン代にお金を使っていたのは「山口市」!東京と比べて、いくらくらいの差があった?
ガソリン価格の高値が続く現在、価格の変動に関心がある人も多いでしょう。ガソリンの価格は全国一定ではなく、地域によって差があります。過去の3年間で、最も高額なガソリン支出額を記録したのは山口市であることが分かりました。   今回は、山口市のガソリン支出額が多い理由と合わせて、ガソリン代を少しでも安くする方法はあるのかについてまとめました。

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山口市のガソリン平均支出額は全国1位

総務省統計局の「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング」によると、2021年(令和3年)~2023年(令和5年)の3年間で、1世帯当たりの年間ガソリン支出金額の平均が最も高いのは山口県山口市(9万6367円)でした。
 
これは、全国平均の6万6198円よりも3万円以上、東京都区部の2万2084円よりも7万4000円以上、支出が多いことになります。そのほか、ガソリン支出額が多いランキングの上位には、以下の地域が並びました。


・三重県津市(9万4138円)
・富山県富山市(9万2718円)
・鳥取県鳥取市(9万2345円)
・群馬県前橋市(9万698円)

 

山口市のガソリン支出額が多い理由

山口市のガソリンへの支出額が多い背景には、地理的な条件や物流コスト、地域の経済構造など、さまざまな要素の影響があると考えられます。
 

地理的な要因

山口市は本州の西端に位置し、ガソリンの輸送コストが高くなる傾向があるでしょう。また、山間部が多い地形も配送効率を下げる一因となり、輸送費が上昇した分がガソリン価格に反映されやすいといえます。
 

人口密度の低さ

山口市は約1023平方キロメートルと面積が広大であり、山口県の中でも人口密度が低い地域のひとつです。広い土地に暮らしているため、移動手段として自動車が多く利用され、また移動距離も長いと考えられます。
 

世帯当たりの自動車保有台数の多さ