6年住んだマンションの退去費用が「15万円」もかかると言われました……! これは妥当な金額なのでしょうか?
引っ越しの際に発生する「退去費用」。思ったより高額な請求を受けて驚くこともありますよね。特に、6年間住んだマンションの退去時に「15万円かかる」と言われたら、それが妥当なのかどうか気になるのではないでしょうか?   本記事では、退去費用の相場や内訳を詳しく解説し、支払わなくていい費用や交渉のポイントについても紹介します。納得できる退去を迎えるために、ぜひチェックしてください!

▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの?

6年間住んだマンションの退去費用が「15万円」! これは高い? 相場をチェック

退去費用は物件の広さや住んだ年数、故障・汚損の状態によって変わります。まずは、一般的な相場を見てみましょう。
 
表.1 間取り別の退去費用の目安

間取り 平均退去費用
1K・ワンルーム 約1万5000円~3万円
1LDK・2DK 約2万円~4万円
2LDK・3DK 約3万円~6万円
3LDK以上 約9万円~15万円

出典:東京電力エナジーパートナー株式会社「引っ越し時、賃貸の退去費用の相場は?費用を抑える4つのコツも紹介」より筆者作成
 
この相場と比較すると、「15万円の請求」は間取りや物件の状態によっては妥当な範囲内である可能性があります。ただし、具体的な状況によって判断が必要です。
 

退去費用の内訳とは? 負担するべき費用・しなくていい費用

退去費用には、大きく分けて以下のような費用が含まれます。
 

1.入居者が負担すべき費用(支払い義務あり)

・故意・過失による破損や汚れ(例:タバコのヤニ、壁の穴、ペットのひっかき傷)
・クリーニング費用(ただし契約書に記載がある場合)
・明らかに通常の使用を超えた傷や汚れ(例:カーペットのカビ、換気不足による過度な結露ダメージ)