転売で20万円稼ぎ「立派な仕事だよ!」という友人。法に触れないけど“迷惑行為”にならないの?「せどり」との違いも解説
「転売で20万円稼いだ」と聞いて、「それって迷惑行為じゃない?」と感じる人もいるでしょう。特に人気商品が転売され、本当に欲しい人が購入できない状況に遭遇したことがあれば、その感情はさらに強くなるかもしれません。   一方で「せどり」と呼ばれるビジネスがあるのも事実です。「転売は立派な仕事だ」と考えている人も一定数存在します。本記事では転売の問題点やせどりとの違いについて考えます。

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転売は社会問題になっている

人気ゲームや人気カードゲーム、さらにはコーヒーショップの福袋などが大量に買い占められ、定価以上の価格で転売される事例が後を絶ちません。これらの行為はニュースにも取り上げられ、社会問題となっています。
 
例えば、1月24日に発売予定のあるカードゲームが、1月21日の時点ですでに転売サイトで1.5倍以上の価格で出品されているという現実があります。このような転売行為は、本当に欲しい人が定価で購入できない原因となり、多くの消費者に不満を与えるものです。
 
これだけを考えると、「転売=迷惑な行為」という図式が成り立つのは無理もないでしょう。
 

せどりというビジネスが成り立っているのも事実

せどりというビジネスにはっきりとした定義はありませんが、小売店で安く仕入れて、購入価格以上で販売して利益を得る商売を指します。
 
例えば、古本屋で価値のある本を安く仕入れ、ネットオークションやフリマで販売して利益を得るといった具合です。
 
筆者の友人にも、せどりで生計を立てている人がいます。彼はブランド服をリサイクルショップで安く買い、ネットフリマで販売し利益を得ています。
このような商売も、広義では転売に含まれると言えるでしょう。
 

転売とせどりの違いは?