勤続15年目ですが「月収30万円」未満で、ボーナス合わせて「年収400万円」ほど。友人から「転職しないの?」と言われましたが、同世代はもっともらっているのでしょうか…?
会社員として働いていると、同僚はもちろん他社で働いている同世代はどのくらい給料をもらっているのか気になる人も多いのではないでしょうか?   「自身の年齢と年収」が見合っているのか、「現在の生活や将来的なライフプランも考慮すると転職や副業などで収入の底上げを目指したほうがいいのか」といった悩みも尽きないかもしれません。   本記事では、勤続15年目(30代後半)で年収400万円程度の場合、周りに比べて少ないのか、転職も検討したほうがいいのか解説します。

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「30代後半・会社員」の平均年収

大学卒業後に就職して勤続15年目を迎えたとすると30代後半でもうすぐ40代になるケースが多いでしょう。場合によっては転職や独立などを複数経験してスキルやキャリアアップを目指す人もいるかもしれません。給料は入社時に「ほぼ横一線」だったとしても、勤務成績や業績などで差がつくことも少なくありません。
 
では、「30代後半・会社員」の平均年収はどのくらいなのでしょうか。
 
国税庁が公表している令和5年分民間給与実態統計調査によると、給与所得者の年齢階層別の平均給与(男女合計)は「35歳から39歳」の場合466万円です。勤続年数別でみると「15年から19年」の男女合計平均給与は533万円となっており、400万円台後半から500万円台前半くらいもらっている人が多いことが分かります。
 
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」では、性別や学歴別、企業規模別などさまざまな視点におけるデータが確認できます。例えば、学歴別では、「35歳から39歳」で大学卒の令和5年の賃金は月額35万4100円となっています。
 
産業や企業規模、雇用形態別などでも金額は変わるので一概には言えませんが、国税庁や厚生労働省のデータを考慮すると「勤続15年目で月収30万円未満、年収400万円程度」は平均よりも金額が少ないといえるかもしれません。
 
今後も給料が大幅に上がる可能性が低く、生活が苦しい場合は転職も視野に検討したほうがいいかもしれません。
 

ライフステージが大きく変わることもある