電車運転士の年収は平均よりも高い?「JR東日本」「JR西日本」の年収や初任給も比較!
幼稚園や保育園の子どもの憧れる職業の1つである「電車の運転士」。大人になって「毎日電車で通勤している」という人も少なくありません。   あまりにも身近な電車運転士ですが、具体的にどのような仕事をしていて、いくらくらいの年収なのかは、知らない人も多いでしょう。   そこで今回は、電車運転士の仕事内容と、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」と「西日本旅客鉄道(JR西日本)」それぞれの平均年収と初任給についてご紹介します。

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電車運転士の仕事内容

電車運転士といっても、入社後すぐに電車の運転を任されるわけではありません。入社後、多くの新人社員は、駅構内のみどりの窓口や改札でお客様対応を行います。その後、車掌業務をしたのち、晴れて運転士として電車に乗ることができます。
 
運転士は、数千人の人の命を預かることもあるでしょう。そのため、運転前の車両の点検も欠かせません。レールの上を走るとはいえ、天候や混み具合などにより、加速や制動具合も変わるため、気を抜けない仕事です。
 
なお、電車・電気機関車の運転をするためには「甲種電気車運転免許」、路面電車は「乙種電気車運転免許」、新幹線は「新幹線電気車運転免許」の資格を取得する必要があります。
 

JR東日本・JR西日本の初任給

まずは、JR東日本・西日本の電車運転士の新卒初任給を比較してみましょう。
 
令和5年賃金構造基本統計調査の給与所得者全体のうち、新規学卒者の初任給平均もあわせてご紹介します。それぞれのホームページに掲載されている、新卒採用の初任給をまとめたものが表1です。
 
表1

最終学歴 JR東日本 JR西日本 給与所得者全体
大学院卒業 28万480円(博士了)
23万8230円(修士了)
22万4312円 27万6000円
大学卒業 23万180円 21万7272円 23万7300円
短大・専修学校・高専卒業 22万2245円 20万5942円 21万4600円(高専・短大)
21万4500円(専門学校)