「東大生」の親の年収はいくら?収入は遺伝する傾向にあるのか?
子どもを東大に行かせたい方の中には、「裕福でないといけない?」「遺伝は影響する?」と疑問に思っている方もいらっしゃるでしょう。東大生の親の年収は、一般の人と比較して高いのでしょうか。また、子どもの収入も遺伝の影響を受けるのでしょうか。   今回は、東大生の親の年収や職業について調べました。収入と遺伝の関係についてもご紹介しますので、子どもの進学について検討している方は参考にしてください。

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東大生の親の年収

東京大学学生委員会の「2021年度(第71回)学生生活実態調査結果報告書」によると、2021年における、生計を支えている方の年収(世帯年収)は表1の通りです。
 
表1

450万円未満 10.8%
450万円~750万円未満 11.2%
750万円~950万円未満 13.2%
950万円~1050万円未満 10.2%
1050万円~1250万円未満 12.1%
1250万円以上 18.6%
分からない 24.0%

出典:東京大学学生員会「2021年度(第71回)学生生活実態調査結果報告書」を基に筆者作成
 
厚生労働省の「2022年(令和4年)国民生活基礎調査の概況」によると、2021年における児童のいる世帯の平均年収は785万円でした。東大生がいる家庭の世帯収入のうち750万円未満の割合は22.0%で、平均値が全体を引き上げているとしても、東大生の親の年収は高い傾向にあるといえるでしょう。
 
所得の分布を比較してみると、一般世帯では1200万円以上が全体の7.4%であるのに対し、東大生の親は年収1250万円以上が18.6%であるため、高所得世帯の割合が高いことが分かります。
 

東大生の親の職業

東大生の親はどういった職業に就いているのかが、気になる方もいらっしゃるでしょう。前述の「2021年度(第71回)学生生活実態調査結果報告書」によると、父親の職業で多かった職種は、以下の通りです。