マイナ保険証に切り替えることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。従来の健康保険証は、転職や引っ越しで住所が変更になった場合、新しい保険証を発行する必要がありました。しかしマイナ保険証の場合は、サイトから登録情報を更新するだけで、そのまま使うことができます。
 
また、病院や薬局で処方薬や検査結果を共有できるため、同じ検査を何度もおこなわなくてよくなったり、薬の飲み合わせによるトラブルを減らしたりすることが期待されているのです。
 
確定申告のときにはオンラインで確認・利用できるので、今までかかった医療明細を保管しておく必要もなくなり、医療費控除の手続きがとても楽になります。さらに高額療養費制度をすぐに利用できる場合があり、わざわざ申請をしなくても、窓口での支払い負担を軽くすることもできるようになります。
 

マイナ保険証は安心の医療提供につながる

マイナ保険証をまだ発行していない人には「資格確認書」が送られてきます。マイナ保険証の切り替えは面倒だと感じるかもしれませんが、自宅などで数分でおこなうことができます。
 
マイナ保険証に切り替えることで、今まで煩雑になっていた保険証の住所変更や、医療機関への連携がスムーズになるので、切り替えの面倒さよりも、その後のメリットのほうが大きいといえるでしょう。自身が安全で効率的な医療の提供を受けるためにも、早めにマイナ保険証への切り替えをおこなうことをおすすめします。
 

出典

厚生労働省 マイナンバーカードの健康保険証利用について
 
執筆者:渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級

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