
▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
40代や50代でも転職で年収アップできる時代に
転職により賃金が増加したと回答した割合は全体で37.2%でしたが、20代前半では50%以上、20代後半~30代前半も約45%となっており、若い世代の転職者の約半数は転職により賃金が増加していることになります。
30代後半~40代後半で約40%が転職により賃金が増加したと回答しており、50代前半で約35%、50代後半でも約28%となっています。
また同調査によると、転職により賃金が10%以上増加したと回答した40代は約27%、50代前半で23%となっています。40代や50代前半の転職でも4人に1人は賃金が10%以上増加する転職に成功していることになります。
人手不足は中途採用にも影響している
東京商工会議所の調査によると、2024年新卒者の採用計画人数に対する充足率が50%未満と回答した企業が41.5%となり、新卒採用が難しくなっていることが分かります。
また、リクルートワークス研究所が実施した「中途採用実態調査」によると、2023年度下半期に必要な人数を確保できなかったと回答した企業は53.2%と、過去最高の割合となっています。
同調査によると、中途採用の実施目的の上位3項目は「離職への対応」「即戦力人材の獲得」「採用未充足への対応」となっており、新卒採用だけでなく、中途採用市場においても人手不足が叫ばれているのが現状です。