電気ポットでお湯を1日中保温。再沸騰のほうが節約できる?
電気ポットはお湯を手軽に使える便利な家電ですが、1日中保温して使用している場合、電気代が高くなってしまうかも、と気にしている人もいるのではないでしょうか。また、保温した場合と再沸騰ではどちらの電気代が安いのか、気になる人もいることでしょう。   そこで本記事では、電気ポットを「保温」から「再沸騰」に切り替えた場合にどの程度節約できるのか、また他の節約方法も解説します。

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保温から再沸騰に切り替えると年間約1万3000円を節約できる可能性がある

経済産業省「省エネポータルサイト」によれば、電気ポットの6時間保温をやめ、必要なときのみプラグを差して再沸騰させることで、年間約3330円の電気代を節約できるそうです。24時間保温に換算すれば、約1万3320円を節約できる計算です。
 
ただし、ここで紹介されている節約額(3330円)は、「電気ポットに満タンの水2.2リットルを入れ沸騰させ、1.2リットルを使用後、6時間保温状態にした場合」と「プラグを抜いて保温しないで再沸騰させて使用した場合」を比較したものです。
 
条件によって節約額は変わるため、あくまで参考としてください。
 

電気ポットの電気代を節約する方法

電気ポットは保温して使用するよりも、必要なときだけ再沸騰して使用した方が電気代を節約できることが分かりました。ここからは、保温をやめる以外の方法で、電気ポットの電気代を節約する方法をご紹介します。
 

保温の温度を低く設定する

電気ポットでお湯を沸かした直後は、お湯の温度は100度になっており、設定した保温温度に下がるまでの間、ヒーターがオフの状態になるようです。そのため、保温温度の設定が低いほどオフの時間が長くなり、節約効果もあるでしょう。
 
メーカーや使用状況によっても異なりますが、2.2リットルのお湯が沸騰してから保温温度になるまでの目安は、表1の通りです。
 
表1

保温の設定温度 保温温度になるまでの時間
80度 約4時間40分
70度 約7時間50分