
▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
投資開始は早いほうが有利! 時間の力を活かせる
少しでも早く投資を始めることにはメリットがあります。それは時間を味方につけられるからです。投資には複利の力が働きます。運用で得た利益がさらに利益を生むので、時間があればあるほど利益が大きくなるのです。
例えば、25歳から毎月5万円を35年間積み立て、年利5%で運用した場合、元本は2110万円ですが、運用益と合わせると約5680万円になります。一方、40歳から20年間毎月10万円を積み立てても、元本は2400万円と多いものの、運用益を含めた合計は約4110万円にしかなりません。25歳から始めたケースと比べて大きな差が生まれます。
そのため、「今の手取りではNISAにあまり投資できないから、副業をしてでも早いうちから投資額を増やす」という考え方自体は、決して間違いではないのです。
ただし、投資のために貯金を一切しないというのも避けなければなりません。一般的には、生活防衛資金として手取りの3ヶ月から半年分を貯金として確保すべきとされています。まずはUberの副業で生活防衛資金を確保したうえで、NISAによる投資を始めるのが良いでしょう。