加湿器は「加熱式」がいいと聞くけど、電気代は一番高い!? 種類ごとの「特徴・電気代」を解説
暖房を使うと部屋の空気が乾燥するため、加湿器の購入を検討している人も多いのではないでしょうか。   一口に加湿器といっても多くの種類があり、どれを購入すれば良いのか迷うかもしれません。本記事では加湿器の種類ごとの特徴や、電気代の比較などを紹介します。

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加湿器の種類と特徴

加湿器には大きく分けて「加熱式」「超音波式」「気化式」「ハイブリッド(温風気化)式」「ハイブリッド(加熱超音波)式」の5種類があります。それぞれの特徴を紹介します。
 

加熱式

加熱式は水をヒーターで加熱して湯気にして空気を加湿します。価格は8畳用で1万5000~3万5000円程度です。やかんでお湯を沸かすイメージで、水を加熱するため雑菌が繁殖しにくい点や、加湿能力が高い点がメリットです。
 
一方で、ヒーターを使うため電気代が高くなるところがデメリットでしょう。また、加熱した蒸気で吹き出し口が熱くなるため、小さな子どもやペットがいる場合は注意が必要です。
 

超音波式

超音波式は、超音波発生装置を使って水を細かな霧に変えて空気を加湿します。価格は1万~1万5000円程度です。加熱式のようにヒーターがないため電気代が抑えられます。構造もシンプルで、本体価格も安めです。
 
一方で、超音波式は水を水蒸気にするのではなく水の粒子として放出するため、水が不衛生だと雑菌が拡散しやすくなります。また、水蒸気ではないため加湿しすぎることがあるところもデメリットでしょう。
 

気化式

気化式は、水を含ませたフィルターに風を当てて、気化した水蒸気で加湿します。ぬれタオルに扇風機の風を当てて乾かすイメージです。価格は8畳用で1万5000~2万5000円程度で、ヒーターを使わないため電気代は抑えられます。
 
また、水を湯気や粒子として放出するのではなく気化させるため、広範囲に加湿できるところがメリットです。一方で加湿力に時間がかかるところがデメリットです。
 

ハイブリッド(温風気化)式