「弁護士」は年収が高いといいますが、具体的にどれくらいなのでしょうか? 年収「1000万円」を超えますか?
弁護士は「高収入な職業」として知られていますが、実際にどの程度の年収を得ているのでしょう。年収が1000万円を超えるかどうかは、多くの人が気になるポイントです。本記事では、弁護士の年齢別平均年収や仕事内容、弁護士の年収の特徴などを紹介します。

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弁護士の年齢別平均年収

ここでは、厚生労働省が公表しているデータをもとに、弁護士の年齢別平均年収を表1にまとめました。
 
表1

20~24歳 295万7600円
25~29歳 603万1700円
30~34歳 597万4500円
35~39歳 693万6600円
40~44歳 1043万8100円
45~49歳 967万7600円
50~54歳 981万6500円
55~59歳 952万6100円
60~64歳 1790万5600円

出典:厚生労働省「弁護士 – 職業詳細」より筆者作成
 
厚生労働省のデータをみてみると、40~44歳で平均年収が1000万円を超えていることが分かります。また、45~59歳も、1000万円に近い年収を得ています。60~64歳では年収がさらに跳ね上がり、平均値は1800万円近くです。
 

弁護士の主な仕事内容

弁護士は法律の専門家として、幅広い業務を担っています。主に民事事件と刑事事件を取り扱い、依頼者の権利と利益を守るための法的支援を提供します。
 

民事事件での仕事内容

民事事件では、日常生活や企業活動から生じるさまざまな法的紛争を扱います。例えば、不動産取引のトラブルや借金問題をはじめ、交通事故の損害賠償、建築物の瑕疵に関する紛争、医療過誤などの専門的な事案です。離婚や相続といった家庭内の問題、企業間の紛争、労働問題なども重要な業務領域です。
 
弁護士は、依頼者との面談を通じて問題の本質を理解し、最適な解決策を見いだすことに努めます。必要に応じて示談交渉を行い、交渉が困難な場合には訴訟を提起して裁判所での法的手続きを進めます。
 

刑事事件での仕事内容