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定期券の価格と期間
電車の定期券には、通勤定期券や通学定期券がありますが、これらは各鉄道会社などによって種類や条件が異なります。例えば、都営地下鉄では通勤定期券や通学定期券に加え、都営地下鉄全線で利用可能な全線定期券が用意されています。
定期券の有効期間は、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月から選べることが一般的です。価格は有効期間の長さと利用する距離によって異なります。一般的に、距離が同じであれば、利用期間が長いほど料金がお得になります。
東京都交通局の公式サイトを参考に、都営地下鉄の通勤定期券の価格を図表1にまとめました。
図表1
距離 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
---|---|---|---|
1キロメートル | 6460円 | 1万8420円 | 3万4890円 |
5キロメートル | 7940円 | 2万2630円 | 4万2880円 |
10キロメートル | 9670円 | 2万7560円 | 5万2220円 |
20キロメートル | 1万2060円 | 3万4380円 | 6万5130円 |
30キロメートル | 1万3130円 | 3万7430円 | 7万910円 |
40キロメートル | 1万3480円 | 3万8420円 | 7万2800円 |
46キロメートル | 1万3670円 | 3万8960円 | 7万3820円 |
出典:東京都交通局「運賃・乗車券・定期券」を基に筆者作成
例えば、距離が1キロメートルの場合、1ヶ月の通勤定期の料金は6480円であり、3倍すると1万9440円、6倍すると3万8880円となります。
しかし、実際には割引が適用されるため、販売されている料金は3ヶ月が1万8420円、6ヶ月は3万4890円です。1ヶ月当たりの料金を計算すると、3ヶ月のものは6140円、6ヶ月のものは5815円となります。このように、定期券の料金は有効期間が長いほど割引率が高くなりお得といえます。また、利用する距離が長い場合も同様です。
ただし、1ヶ月当たりの料金は有効期間が長いほうがお得になりますが、有効期間が長い定期券を購入すると、一時的な支出が増える点には注意が必要です。一時的な支出を増やしたくない方にとっては、有効期間が短い定期券を購入することも選択肢に入るでしょう。