健康と節約のために毎日「キャベツ」を食べていたのですが、最近値上がりして家計がキツいです…節約しながら栄養バランスを整えるコツはありますか?
「野菜は体によい」というイメージがあるため、健康のためにできるだけ毎日摂取しようとしている人もいるでしょう。   しかし、毎日同じ野菜ばかり食べていると、値上がりした際に家計が厳しくなるだけでなく、栄養バランスも悪くなってしまう可能性があります。   そこで本記事では、毎日キャベツを食べた場合の栄養面での問題点とともに、キャベツ以外の安くて健康によい食材をご紹介します。

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毎日キャベツを食べていれば栄養面での問題はない?

文部科学省の「食品成分データベース」によると、キャベツの可食部100グラムあたりのエネルギーは23キロカロリーで、おもに次のような栄養素が含まれています。

●たんぱく質:1.2グラム
●脂質:0.1グラム
●炭水化物:5.2グラム
●食物繊維:1.8グラム
●カリウム:190ミリグラム
●ビタミンC:38ミリグラム

特に食物繊維やビタミンCなどは豊富に含まれていますが、鉄分やビタミンB12などが不足するため、毎日キャベツだけを食べ続けるのはおすすめできません。不足する栄養素も補えるよう、ほかの食材もバランスよく食べるようにしましょう。
 

安くて健康によい食材にはどのようなものがある?

体に必要な栄養素はさまざまな食材からバランスよくとる必要があります。最近は物価が高くなっていて安く購入できない食材も増えてきていますが、その中でも比較的手ごろな価格で購入しやすい食材をチェックしておくとよいでしょう。
 
特に、毎日の食事に取り入れやすい食材には、納豆や豆腐・トマト・卵などがあります。
 
例えば、今まで毎日食べていたキャベツの量を減らして納豆ご飯や豆腐のみそ汁などを組み合わせることで、キャベツだけでは不足しがちな栄養素を補うことが可能です。できるだけ調理の手間を省きたいのであれば、バナナやキウイフルーツ・ヨーグルトなど、すぐに食べられるものを用意しておくとよいかもしれません。
 
参考までに、総務省統計局の「小売物価統計調査(動向編)2023年」より、各食材の価格目安(東京都区部、年平均)をご紹介します。