
▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
オイルヒーターの仕組み
オイルヒーターは、フィンと呼ばれる金属パネルが数枚組み合わされた構造です。フィン内にはオイルが密封されており電気で暖めます。暖められたオイルはヒーター内を循環してフィンが加熱され、フィンからの放熱で室内が暖まるのです。
オイルヒーターとエアコンの電気代比較
オイルヒーターとエアコンは電気代にどのくらいの差が出るのでしょうか。10~13畳用のオイルヒーター(電力を強/中/弱の3段階に切り替え可能なもの)と、12畳用のエアコンについて、1日8時間運転したケースで確認してみましょう。
図表1
デロンギ・ジャパン株式会社 ユニカルド オイルヒーター、経済産業省資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ電子版 より筆者作成
図表1のとおり、オイルヒーターの電力が「強」の場合、エアコンの約2倍電気代がかかりますが、「中」ではエアコンとほぼ同じ、「弱」ではエアコンよりも安くなります。
ただし、上記比較ではオイルヒーターは常に電源が入っているものとしています。実際は部屋の温度が一定になるとスイッチが切れ、温度が下がると再びスイッチが入る仕組みのため、部屋の広さなどによっては図表1の料金より安くなるケースもあるでしょう。