子どもが生まれるので「オイルヒーター」を購入したい! でも電気代が「2倍」かかる場合もあるって本当?「8時間」使用した場合で比較
暖房器具として、エアコンを使っている人は多いのではないでしょうか。しかし、エアコンはハウスダストが舞うなどのデメリットもあるため、特に子どもがいる家庭ではオイルヒーターの導入を考えている人もいるかもしれません。一方、オイルヒーターは電気代が高くなると聞くこともあります。   本記事では、エアコンとオイルヒーターの電気代比較や、オイルヒーターのメリット・デメリットなどを紹介します。

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オイルヒーターの仕組み

オイルヒーターは、フィンと呼ばれる金属パネルが数枚組み合わされた構造です。フィン内にはオイルが密封されており電気で暖めます。暖められたオイルはヒーター内を循環してフィンが加熱され、フィンからの放熱で室内が暖まるのです。
 

オイルヒーターとエアコンの電気代比較

オイルヒーターとエアコンは電気代にどのくらいの差が出るのでしょうか。10~13畳用のオイルヒーター(電力を強/中/弱の3段階に切り替え可能なもの)と、12畳用のエアコンについて、1日8時間運転したケースで確認してみましょう。
 
図表1

図表1

デロンギ・ジャパン株式会社 ユニカルド オイルヒーター、経済産業省資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ電子版 より筆者作成
 
図表1のとおり、オイルヒーターの電力が「強」の場合、エアコンの約2倍電気代がかかりますが、「中」ではエアコンとほぼ同じ、「弱」ではエアコンよりも安くなります。
 
ただし、上記比較ではオイルヒーターは常に電源が入っているものとしています。実際は部屋の温度が一定になるとスイッチが切れ、温度が下がると再びスイッチが入る仕組みのため、部屋の広さなどによっては図表1の料金より安くなるケースもあるでしょう。
 

オイルヒーターのメリット