退職金の使い道はどれが人気?ランキングとオススメの使い方を紹介!
定年を迎えると受け取ることができる退職金。ほかの方がどのように使っているのか、退職金の使い道について気になる方もいることでしょう。退職金の使い道は、現在の収支や貯蓄、今後の生活スタイルなどによって異なりますが、定年後の生活を考えて決めることが大切です。   今回は、退職金の使い道ランキングと退職金を賢く使うための考え方について解説します。退職金の使い道について気になる方は本記事を参考にしてください。

▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?

退職金の使い道ランキング

一般社団法人投資信託協会が実施した「60歳代以上の投資信託等に関するアンケート調査報告書2021年(令和3年)」によると、退職金の使い道は表1の通りです。
 
表1

1位 預貯金 59.3%
2位 日常生活費への充当 25.6%
3位 旅行などの趣味 21.7%
4位 住宅ローンの返済 20.8%
5位 資産運用のための金融商品の購入 20.3%

出典:一般社団法人投資信託協会「60歳代以上の投資信託等に関するアンケート調査報告書2021年(令和3年)」を基に筆者作成
 
表1から、退職金の使い道の約6割は預貯金となっています。次いで、生活費・趣味・ローン返済、資産運用と続き、退職金はそれぞれのライフスタイルや目的に合わせて使われていることが分かります。
 

退職金の賢い使い道と考え方

退職金の使い道は、老後生活の支えとして目的別に資金プランを立てることがポイントです。現在の収支や貯蓄、生活スタイルなどによって金額は異なりますが、老後に必要なお金は、おもに「生活費」「ライフイベント費」「介護費」に分けられます。
 
表2

老後に必要なお金 使う時期 金融商品例 分類
生活費 2年以内 普通預金 短期資金
ライフイベント費 10年以内 定期預金・個人向け国債 中期資金
介護費 10年以上先 投資信託 長期資金