
▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
成長枠の金関連商品とは
金関連商品にはいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なります。まず、「成長枠の金関連商品」について確認します。
1. 仕組み
成長枠の金関連商品とは、「金価格に連動する上場投資信託(ETF)や投資信託で、金を現物として保有するわけではなく」、価格の値動きに応じた利益を目指します。NISAの成長枠では、これらの商品が非課税で運用可能です。
2. 特徴
(1)少額から投資可能:1口単位や1万円程度から始められます。
(2)換金性が高い:市場で売買が可能なため、好きなタイミングで容易に売却可能です。
(3)保管コスト不要:金現物を保有する場合の保管費用がかかりません。
(4)配当がある場合も:ETFによっては配当がある商品もあります。
3. メリット
(1)金価格の上昇に伴って値上がり益を狙うことが可能です。
(2)NISAの非課税枠を利用できるため、運用益や配当が非課税です。
4. デメリット
(1)金現物への買い付けではないので、金そのものを引き出すことはできません。
(2)金融商品なので、信託報酬などの運用コストがかかる場合があります。
純金積立とは
同様に純金積立について、「成長枠の金関連商品」と比較しながら確認しましょう。
1. 仕組み
毎月一定額を積み立てて「金現物」を購入し、「金そのもの」を保有します。購入した金は、後で「現物として引き出すことも可能」です。金融関連商品との大きな違いです。