
▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
スタッドレスタイヤの寿命
スタッドレスタイヤの寿命は一般的に約3~4年といわれていますが、実際の寿命は使用状況や保管方法に大きく影響されます。スタッドレスタイヤは冬季期間かつ積雪路や凍結路を走行するため、舗装路のみを走行するよりも摩耗の進行ペースは遅めです。
スタッドレスタイヤの交換頻度:雪国住民の実態調査結果
「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイル株式会社では、雪国に住む378人の男女を対象に、スタッドレスタイヤへの交換についての調査を行いました(調査期間:2021年9月29日~10月12日)。
その結果、最も多かったのは「3年」で、全体の34.7%がこの回答を選んでいます。次いで、「5年以上」が21.1%、そして「2年」と「4年」がそれぞれ20.2%でした。また、「1年」という回答は3.8%でした。
この調査結果から分かることは、スタッドレスタイヤの交換頻度が比較的長期間にわたって使用される傾向があるということです。実際、この調査で多くの人々が「3年」と答えており、タイヤの寿命が平均して3年程度だと認識されていることが分かります。
寿命を見極めるポイント
ここでは、スタッドレスタイヤの交換時期を見分けるための2つの重要なポイントをご紹介します。
溝の深さ
タイヤの溝が新品時から50%以上摩耗していないかを確認しましょう。スタッドレスタイヤには、摩耗を確認できるプラットホームという目印があります。
溝が50%摩耗すると、このプラットホームが現れ、タイヤの性能が低下します。特に、氷や雪道でのブレーキ性能が悪くなり、スリップしやすくなるため、注意が必要です。目印となる凹凸部分が他の部分と同じ高さになると、50%摩耗したという交換時期のサインになります。
また、法律ではタイヤの溝が1.6ミリメートル以上ないと走行できません。スタッドレスタイヤも1.6ミリメートル以上なら使えますが、安全のためにはプラットホームが見えていないかを確認することが大切です。