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30代の民間保険の加入割合と入院事情
生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」によると、2022年の民間生命保険の加入率は、30代男性は72.0%、30代女性は68.6%となっています。30代男女の約7割が民間保険に加入している背景について、過去の入院経験や入院により失った収入について年齢別にみていきましょう。
70代で約3割にのぼる「過去5年間の入院経験」
性別・年齢別の過去5年間のけがや病気(正常な妊娠や分娩は除く)での入院経験の割合は、表1の通りです。「入院経験あり」の割合は全体で16.7%と、年齢層が上がるほど高くなっています。
表1
全体 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
入院経験あり | 16.7% | 9.9% | 8.9% | 10.9% | 15.0% | 20.2% | 29.1% |
入院経験なし | 83.2% | 89.9% | 91.1% | 89.1% | 85.0% | 79.7% | 70.8% |
※生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」を基に筆者作成
表1から、過去5年間の入院経験者は20~30代は1割未満に対し、40~60代は1~2割に上昇し、70代においては約3割にのぼります。実際に、入院すると仕事を休まざるを得なくなり、想定外に出費がかさむものです。そのため、入院時の経済的なリスクを考慮しておく必要があります。