
▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
大阪府の平均年収は約510万円
厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、近畿地方各府県の平均月収と平均年間賞与は、表1の通りです。
表1
平均月収 | 平均年間賞与 | |
---|---|---|
滋賀県 | 32万7300円 | 87万5700円 |
京都府 | 33万9800円 | 84万4600円 |
大阪府 | 35万1700円 | 89万8200円 |
兵庫県 | 33万6300円 | 91万6500円 |
奈良県 | 31万4700円 | 69万5400円 |
和歌山県 | 31万3700円 | 71万6600円 |
出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成
「平均月収×12ヶ月+平均年間賞与」を平均年収とすると、次になります。
・滋賀県:480万3300円
・京都府:492万2200円
・大阪府:511万8600円
・兵庫県:495万2100円
・奈良県:447万1800円
・和歌山県:448万1000円
このうち金額が最も低い府県は奈良県で、最も高い大阪府とは64万6800円の差があります。ただし、収入は勤め先の規模などによって変動するため、条件を限定すると異なる結果となる場合もあるでしょう。
有効求人倍率では、奈良県が大阪府を上回る
就職のしやすさを比較する際は、「有効求人倍率」が参考になります。
有効求人倍率は、有効求人数を有効求職者数で割った値です。例えば、有効求人倍率が1.5倍であれば、1人の求職者に対し、平均1.5社の求人が出ている状態を意味します。したがって、有効求人倍率が高いほど、就職がしやすいといえます。
厚生労働省の「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」を基に、近畿地方各府県における令和3年度の平均月間有効求人倍率を計算すると、次の通りです。