
▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
水がお湯になるまでの水道代・ガス代は?
お湯が出てくるまでに流しておく水を「捨て水」、お湯が出てくる前の時間を「湯待ち時間」と呼びます。捨て水も湯待ち時間もゼロなのが理想ですが、最新型の給湯器でない限りそうもいかないのが現状です。
写真1
捨て水を計測 筆者撮影
実際に水が湯になるまでの時間と水量を計測しました。2024年11月、わが家で水が湯になるまでの時間と水量を計測したところ、次の通りでした。
【検証条件】
給湯器メーカー:リンナイ株式会社
型番:RUF-A2000SAW(A)屋外式LPガス用
住宅:賃貸マンション(給湯器は戸別)
【検証結果】
●湯待ち時間 40秒(11月の日中、常温から開始)
●捨て水 4300ミリリットル
湯待ち時間は配管の太さ、蛇口までの距離によって決まります。アパート・マンションでは湯待ち時間が「1~2分」という例もあるので、わが家の湯待ち時間40秒が特別に長いわけではなさそうです。
水道代
東京都水道局では、1リットルあたりの単価を0.24円と公表しています。(実際の水道代は、自治体によって、またメーター口径によって異なります)これをもとに計算してみると、1ヶ月あたりの捨て水にかかる水道代は以下のようになります。
1ヶ月あたりの捨て水の量
捨て水4300ミリリットル(4.3リットル)×31日=133.3リットル
1ヶ月あたりの水道代
133.3リットル×0.24円=約32円