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2024年の初任給額と増加額
東京労働局の調査によると、2024年の学歴別求人初任給は以下のようになっています。
●大学卒:21万6500円(対前年+4000円)
●短大卒:20万2400円(対前年+2400円)
●高校卒:18万9200円(対前年+5900円)
2023年からの増加率は大学卒が+2.4%、短大卒が+1.2%、高校卒が+4.1%となっており、特に高校卒の求人初任給が大きく上昇していますが、高校卒の求人初任給の大幅な上昇は最低賃金の引き上げが大きく影響していることが考えられます。
産業別・事業所規模別の初任給
同調査によると、2024年における大卒者の平均求人初任給が最も高かった産業は建設業(22万7500円)で、最も低かったのは宿泊業・飲食サービス業(20万5700円)でした。
また対前年比で初任給の増額率が高かったのは運輸業・郵便業(+4.0%)、生活関連サービス業・娯楽業(+3.3%)、医療・福祉(+3.1%)となっています。一方で金融業・保険業は対前年比でー4.2%と初任給が大きく下がっています。
また2024年の事業所規模別(従業員数)の大卒者の求人初任給額は以下のようになっています。
●29人以下:21万5000円
●30~99人:22万円
●100~299人:21万6000円
●300~499人:22万円
●500~999人:22万2100円
●1000人以上:22万3000円