カフェで資格勉強のため「2時間」PC持参で滞在。ドリンク1杯で「電源」「無料Wi-Fi」を使うのは非常識? サービスなら問題ないのでしょうか?
資格の勉強やリモートワークをする際、カフェに行き、ノートパソコンを広げて行うという人は多いでしょう。しかし、「2時間も滞在してドリンク1杯だけ」という利用スタイルについて、なんとなく後ろめたさを感じたことはありませんか?   特にカフェの電源や無料Wi-Fiを利用する場合、「この使い方でお店に迷惑をかけていないか」と心配になる人もいるでしょう。   本記事では、カフェ側の視点や利用者の心理をふまえながら、スマートなカフェの利用方法について紹介します。

▼セルフレジになったら「客に仕事をさせるのか!」と暴言を吐かれた! 仕事だし我慢するしかないの?

カフェ側の視点:電源とWi-Fiはサービスだが……

カフェ側にとって電源や無料Wi-Fiの提供は、他店との差別化や集客力アップのための重要なサービスです。しかし、これらの設備には当然ながら維持費がかかります。電気代や通信費に加え、電源や無料Wi-Fiがあるために長時間滞在するお客が増えると席の回転率が下がり、売上に悪影響を及ぼす可能性があります。
 
特に、混雑している時間帯や席数が限られている小規模なカフェでは、最安メニューのドリンク1杯だけで長時間滞在されると、ほかのお客を受け入れられないという事態も発生します。これが続けば、カフェの経営に大きな負担となることもあるでしょう。
 

利用者の心理:節約と快適さの狭間で

一方で、利用者側にも事情があります。資格の勉強や仕事に集中するためにカフェを選ぶのは、静かで落ち着いた環境が必要だからです。また、自宅だとどうしても気が散ってしまうという理由でカフェを利用する人もいます。
 
しかし、頻繁にカフェを利用すると費用もかさみます。「最安メニュー1杯でできるだけ長く滞在したい」という気持ちになるのは自然なことかもしれません。
 
例えば、週に3回利用する人が、その都度最安の500円のコーヒーを頼むとして、その費用は月に6000円、年間だと7万2000円かかり、決して小さくはない金額です。
 
とは言え、利用者の中には「こうした利用は非常識かもしれない」、「自分の行動は正しいのか」と考える人もいるでしょう。
 

スマートなカフェの利用方法