
▼夫婦2人の老後、「生活費」はいくら必要? 年金額の平均をもとに必要な貯蓄額も解説
両親の介護を分担する
介護には時間や体力がかかるため、家族全員が無理なく協力できる体制を整えることが大切です。
もし、負担が誰か1人に偏ってしまうと、介護を担う人の精神的・身体的な疲労が蓄積し、最終的に介護を続けることが難しくなるリスクがあります。
役割を分担する際には、各家庭の事情を考慮しながら、できるだけ具体的な分担内容を話し合うことが効果的です。例えば、日常的なケアを誰が担当するのか、緊急時の対応はどのようにするのか、買い物や通院の付き添いなど、具体的な役割を事前に決めておくことで、家族全員の負担を軽減できる可能性があります。
また、週単位や月単位でスケジュールを組んだり、役割の交代を提案したりすることで、柔軟に対応できる体制が整う可能性があります。
費用分担の割合を決めておく
介護費用の負担についても、あらかじめ家族で話し合って分担割合を決めておくことで、トラブルを避けやすくなる可能性があります。
各家庭の収入状況に応じて公平な割合を設定することがポイントです。例えば、きょうだい間で収入に差がある場合、収入に応じて負担割合を決める方法も有効です。
また費用の記録をきちんと行い、定期的に確認や見直しを行うことで、透明性が保たれ、家族間で生じる摩擦を防げる可能性もあります。負担が大きくなりすぎないよう、事前に計画を立て、無理のない分担方法を見つけることが大切です。