ママ友のマンションは「床暖房」付き。一度は憧れますが、エアコンより電気代が高くなるのでしょうか?
床暖房に憧れるけれど電気代はどの程度かかるのか、気になる方もいるでしょう。床暖房は足元から部屋全体を暖める快適さが魅力ですが、電気代は高くなりがちです。しかし、床暖房のタイプや使い方によっては電気代をおさえることもできます。   この記事では床暖房とエアコンの電気代を比較し、費用差を明らかにします。床暖房を使用した場合の電気代を節約する方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。

▼「エアコン」の電気代と、灯油ストーブの「灯油代」は1ヶ月でいくらかかる? それぞれの費用を試算

床暖房にかかる電気代

まずは8畳用の床暖房にかかる電気代を見ていきましょう。紹介するのはヒートポンプ式と石油ボイラーのタイプです。あるメーカーの8畳用の床暖房を1日8時間連続使用した場合に1ヶ月にかかる電気代は、以下の通りです。なお、電気代の単価は31円/キロワットアワー、灯油単価は112円/リットルとして計算しています。

●ヒートポンプ式:約3400円
●石油ボイラー式:約4600円

ヒートポンプ式は電気タイプです。電気の力で空気を圧縮し、発生した熱で沸かしたお湯を床下に循環させることで、温めます。石油ボイラー式は、ボイラーで沸かしたお湯を床下に循環させて温める仕組みです。
 
上記の結果から、床暖房にかかる電気代はヒートポンプ式の方が約1200円安いことが分かりました。
 

エアコンにかかる電気代

ここからは、8畳用のエアコンにかかる電気代をご紹介します。エアコンの電気代の単価も31円/キロワットアワーとして計算しています。8畳用のエアコンにおける暖房使用時の消費電力が440ワットの場合、8時間当たりの電気代は約109円です。
 
1ヶ月(30日)に換算すると、約3270円となります。このことから、電気代は床暖房よりもエアコンの方が130円~1330円程度安いことが分かります。
 

床暖房にかかる電気代を安くする方法