入浴にかかる年間の水道光熱費はどのくらいですか? 平均を解説
寒さが厳しい冬場は特に、暖かい湯船に浸かりたくなるものです。   しかし、お風呂を沸かすための水道光熱費を考えると、節約のために躊躇してしまう方もいるでしょう。1人暮らしの場合であれば、その気持ちはより強くなるかもしれません。   そこで、本記事ではお風呂を沸かす場合にかかる水道光熱費について解説します。

▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較

湯船に浸かる場合にかかる水道光熱費

浴槽にお湯を張る場合の適切な水量は浴槽の大きさ次第ですが、基本的には約200Lとされています。
 
一般社団法人である「プロパンガス料金消費者協会」によると、水量200Lのお風呂を沸かすために必要な水道代は48円、ガス代はプロパンガスで154円かかるとされています。
 
なお、都市ガスの場合は83円です。つまり、1度お風呂を沸かすためにかかる水道光熱費はプロパンガスを利用すると202円、都市ガスを利用すると131円となります。毎日お風呂を沸かすとなると、プロパンガスの場合は年間で7万3730円、都市ガスの場合は4万7815円の水道光熱費がかかります。
 

入浴にかかる費用を節約する方法

入浴は日常生活において必要不可欠ですが、どうしても水道代やガス代がかかります。毎日行うものだからこそ、できるだけ節約したいと考える方も多いでしょう。以下に、入浴時にかかる費用を節約する方法をまとめました。


・お湯の設定温度を下げる
・使用していないなら、こまめにお湯を止める
・シャワーを使う時間を短くする
・節水できるシャワーヘッドを使う
・浴槽にペットボトルを入れ、水量をかさ増しする
・ガス会社の料金プランを見直す

お湯の設定温度を下げれば、それだけガス代を節約できます。しかし、お湯がぬるすぎると身体が温まりにくく、湯冷めをする可能性があります。温度の下げすぎには注意してください。
 
頭や身体を洗っている時間など、使っていないタイミングでシャワーを出しっぱなしにしている方は少なくないでしょう。そうでなくても、振り返ってみると無駄にお湯を流している時間があるかもしれません。お湯をこまめに止めるだけでも、止めないよりは水道代やガス代を節約できます。
 
水を入れたペットボトルを湯船に入れることで、お湯のかさ増しが可能です。2Lのペットボトルであれば2L分、それが10本であれば20L分のお湯を減らせます。つまり、20L分の水道代とガス代を節約できるということです。
 
ただし、入浴のたびにペットボトルの中身の水を取り替えると、使用している水量は変わりません。そのため、ペットボトルの水は何度か使いまわす前提となります。
 
言及するまでもありませんが、根本的に湯船に浸からず、シャワーだけで入浴を済ませることも節約の1つです。冬場は寒さが理由で厳しいかもしれませんが、夏場はシャワーだけでも比較的問題はないでしょう。
 
入浴時の節約方法ではありませんが、ガス会社の料金プランを見直すことも節約方法の1つです。ガスの単価自体が下がれば、仮に同じ使い方でもガス代を抑えられます。
 

水道校光熱費の平均