こたつは「1日中」点けていても問題ない? かかる電気代や「火災リスク」について解説
寒い季節に欠かせないこたつは快適ですが「1日中点けっぱなしにして大丈夫?」と不安に思う方もいるでしょう。本記事では、こたつの電気代や火災リスクに焦点を当て、安全に使うためのポイントを解説します。

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こたつをつけっぱなしにするのは危険

こたつをつけっぱなしにするのは危険です。火を使わないため「安全な暖房器具」と思われがちですが、使い方を誤ると発火の危険性があります。以下では、つけっぱなしが引き起こすリスクについて解説します。
 

火災の危険性

こたつを長時間使い続ける際に最も懸念されるのが「火災のリスク」です。多くのこたつには安全装置が搭載されていますが、古い製品や誤った使い方をすると発火の可能性が高まります。安全性を保つためには定期的な点検と正しい使い方が重要です。
 

ペットがいる場合の注意

ペットがいる家庭では、さらに注意が必要です。ペットがコードを噛むことで感電する危険があります。また、傷ついたコードを放置すると発火につながるケースも報告されています。特に猫などがこたつを好む場合でも、つけっぱなしにするのは避けましょう。
 

こたつが原因の火災、令和5年に34件発生

消防庁防災情報室のデータによると、令和5年(1月〜12月)の間にこたつが原因で発生した火災は34件確認され、関連する死亡事故は7件に上っています。このような事故を防ぐためには、こたつの適切な使用と点検が重要です。
 

こたつの電気代

一般的な電気こたつ(消費電力500W〜800W)の1時間あたりの電気代は、約15円〜25円です。これを1日中(24時間)つけっぱなしにした場合、かかる電気代は以下の通りです。

消費電力500Wの場合
15円 × 24時間 = 約360円
 
消費電力800Wの場合
25円 × 24時間 = 約600円