
▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
新幹線で購入したウイスキーを転売することは違法?
日本では、酒税法によって、酒類を販売するには原則として酒類販売業の免許が必要です。そのため、個人が酒類を転売する場合も、営利目的で継続的に販売するとみなされれば、免許がないと違法となります。
ちなみに、「継続的に」といっても3回までなら良い、4回以降はNGといった明確な定義はありません。そのため、自分が間違って購入したお酒を知人に1~2回だけ売ったような場合、免許が必要ということはないと考えられます。
ただし、本記事のように幾度も転売を繰り返すような行為は免許が必要となる可能性が高いため、友人にも伝えてあげたほうがいいでしょう。
フリマアプリの規約違反となる可能性も
酒類の販売については、フリマアプリ側の規約で制限されている場合もあります。
メルカリの場合は公式サイトにて、酒税法による酒類販売業の免許を受けずに、継続的に酒類を出品する行為の禁止を明言しています。メルカリで販売する場合、法律に則って公式サイトの案内に従って必要な手続きを行う必要があるでしょう。
継続的に無免許で酒を転売していたらどうなる?
友人に忠告したものの受け入れてもらえず、継続的に無免許のまま酒を転売していたらどうなるのでしょうか?
酒税法では、無免許で酒を販売した際には、罰則として「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」としています。
この刑罰は税務当局からの告発により、裁判所から判決を受けた場合のものですので、実際にここまで重い処分がくだらない場合もあり得ます。ただ、その場合でもこれまで調達した酒類を没収されることはあるようです。