FPに相続を相談するとどうなる? 士業との違いと活用術を紹介
皆さんは、相続の相談を誰にしますか? おそらく、相続の専門家として一般に思い浮かぶのは、税理士、行政書士、司法書士、弁護士などの専門家(士業)ではないでしょうか。   これらの専門家は、税や法律の分野に特化しており、相続に関する法律的な問題や税務処理に関する知識を持っています。しかし相続分野では、単一の専門知識だけでなく、包括的なアドバイスが求められます。   そこで今回は、「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業承継」の6つの分野に精通したファイナンシャルプランナー(FP)に、相続を相談することのメリットとデメリットを解説します。

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相続について、士業ではなくFPに相談する意味とは?

相続は、法律や税金だけでなく、ライフプランや資産管理、リスク管理など、多岐にわたる分野に関連しています。
 
一般的に、相続を専門に取り扱うFPはこれらの分野に幅広い知識を持っており、相続に関する全体像を把握したアドバイスが可能です。士業が特定の法律や税務の問題に特化しているのに対し、FPはクライアントのライフプラン全体を考慮したアプローチを提供します。
 

相続について、FPに相談するメリットとは?

FPに相談するメリットとしては、主に以下の点があります。
 

1. 総合的なアドバイス

FPは相続だけでなく、資産運用やリスク管理など、ライフプラン全体を考慮したアドバイスを提供します。
 

2. 資産管理の最適化

相続に伴う資産の分配や管理について、税負担を考慮したうえで、アドバイスを行います。
 

3. コミュニケーションの円滑化

家族間での相続に関する話し合いをサポートし、トラブルを未然に防ぐ手助けをします。