投資初心者、最近NISA口座をつくりました。ネットなどでおすすめの商品は見ているのですが、逆に「買ってはいけない商品」はあるのでしょうか?
投資初心者にとって一番の懸念材料は、「損をしたらどうしよう」ではないでしょうか。ただ、株にしても投資信託にしても絶対に損をしないとは言い切れません。よって、最大限損するリスクを低減したい気持ちは分かります。   では、実際にどのような商品を購入すると、損をする可能性が高いのか見ていきましょう。

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まず、NISAの“デメリット”とは

今回は「買ってはいけない商品」についてのご相談ですので、デメリットのみを説明します。
 
まず、これはNISAに限りませんが、どの商品を購入しても元本割れのリスクがあります。特にNISA口座(新旧両方とも)で損失を出した場合、特定口座等で利益を上げていても損益通算ができません。また、他の口座であれば可能な繰越控除(損失を最大3年間繰り越してその後の利益と相殺できる制度)も利用できません。
 
次に、口座を開く金融機関によって商品数が異なります。よって、商品が少ない金融機関で口座開設をすると、それらが本当にご自身に合った商品であるとは限りませんので、口座開設時には商品数にも注意する必要があります。
 
最後に、NISAも今回法改正されましたが、今後どのような改正がなされるのかは分かりません。その際にその改正がメリットになるかもしれませんし、デメリットになるかもしれません。
 

買ってはいけない商品とは

まず結論として、買ってはいけない商品はありません。
 
ただし、「費用面」でいえば、以下の条件に当てはまる投資信託はあまりおすすめできません。これはあくまで、つみたて投資枠と成長投資枠の投資信託に限った話で、成長投資枠の株式は当てはまりません(あえて当てはまるとしたら、口座開設した証券会社の株式売買手数料になります)。
 

1.手数料の高い商品