「グリーン車」が満席でも、払い戻しは不可能? 気になる払い戻しの条件とは
ひどい混雑の場合、せっかく予約したグリーン車の切符を持っていても、満席で座れないというケースがあることをご存じでしょうか。混雑する時間帯や区間では立ち乗りになってしまって「グリーン料金を払ったのに座れないのはおかしい」と感じる方もいるかもしれません。   このような場合、払い戻しは可能なのでしょうか。本記事では、JR東日本の公式ルールをもとに、グリーン車の切符の払い戻しに関する情報を分かりやすく解説します。

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グリーン車の「満席時」の基本ルール

JR東日本の公式FAQによると、購入したグリーン車の切符を持って乗車した場合、満席であることを理由にグリーン料金の払い戻しは行われません。
 

グリーン券があれば乗車は可能

グリーン車の切符を持っている場合、満席であってもグリーン車の通路やデッキに立って乗ることはできます。ただし、グリーン券に座席を確保する保証はないため、座れなかった場合でもグリーン料金の返金はありません。
 

グリーン料金は「座席指定」ではない

グリーン車の切符とは基本的に「グリーン車の座席指定券」ではなく「グリーン車を利用する権利」の証明書のようなものです。そのため、満席時に座れなかった場合でも、料金は発生します。
 
納得できない、という方もいるでしょう。しかし、これは切符購入時に提示される利用条件に基づいています。払い戻しを求める前に、この基本的なルールを押さえておくことが重要です。
 

グリーン券払い戻しの条件

では、グリーン券の払い戻しは絶対にできないのかというと、そんなことはありません。どのような場合に払い戻しが可能なのか、払い戻しの条件について具体的に説明します。
 

未使用の場合のみ払い戻し可能

グリーン券が未使用の場合、乗務員に申し出て「不使用証」の発行を受けることで、手数料なしで払い戻しが可能です。
 
モバイルSuicaアプリだと、アプリ内だけで払い戻しが完結します。ただし、アプリでの手続きには手数料220円が発生します。
 

払い戻し手続きのタイミング