毎日レジ袋を購入した場合に生涯かかる費用はどのくらい? エコバッグを忘れないための対策はある?
2020年7月に全国でプラスチック製買い物袋の有料化が始まりました。当初は、これまで無料だったものが急に有料になったことに戸惑いの声が多かったものの、もはやエコバッグを持ち歩くことが当たり前の人もいるはずです。   この新しい習慣のせいで、外出先で買う物を思い出したとき、普段持ち歩いているエコバッグを家に忘れてしまったことに気づくと、少しだけ悔しい思いをしてしまいます。   今回は、毎日レジ袋を購入した場合に生涯かかる費用や、エコバッグを忘れないための対策方法を紹介します。長期的に考えるとどちらの方が節約になるのか、参考にしてください。

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レジ袋1枚の価格は3~7円

表1は、コンビニエンスストア大手3社のレジ袋の価格です。
 
表1

コンビニエンスストア名 小(S) 大(L) 特大 弁当用
セブン-イレブン 3円 3円 3円 5円 3円
ファミリーマート 3円 3円 5円 7円 5円
ローソン 3円 3円 3円

出典:各社の公式サイトより筆者作成
 
いずれも一般的なサイズを1枚3~5円に設定して販売していることが分かります。その他のコンビニエンスストアやスーパーでも、10円以下に設定されているようです。
 
5円や7円の袋は大きいため、小さい袋を2枚買うよりも得だと考えると高く感じません。弁当用は底部分のマチが広くなっているため、平らな弁当の容器を入れても傾きにくい作りになっています。
 

毎日レジ袋を購入すると生涯で約5万5000円の出費に

コンビニエンスストアで毎日レジ袋を購入した場合、1枚5円で計算すると年間365枚消費することになり、合計1825円、30年で5万4750円です。積み重なると、案外大きな額になることが分かります。
 
レジ袋の有料化に伴って安価なエコバッグが簡単に手に入るようになりました。例えば1つ100円で購入したとしても、20回使えば元が取れます。雑誌の付録やキャンペーンのノベルティなど、無料で手に入れられるものならもっと得した気分になるでしょう。
 

レジ袋有料化の本来の目的は節約のためではなく環境配慮