「事務職」と「営業職」では、「平均残業時間」にどれだけ差があるの? 「平均年収」についても解説
世の中にはさまざまな職種が存在しますが、代表的なものの1つに事務職と営業職があります。   仕事について考える際に重要なのは仕事内容ですが、残業時間や平均年収も大事な要素であるといえます。残業時間や平均年収は、仕事以外のプライベートな時間と密接な関係があるからです。   そこで本記事では、事務職と営業職における平均残業時間と平均年収を紹介しつつ、両者の差についても解説します。

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事務職と営業職の平均残業時間

転職サービスdodaの調査によると、事務職における年代別の残業時間は以下の通りです。


・20代:11.1時間
・30代:12.7時間
・40代:15.3時間
・50代:15.1時間

上記は1ヶ月あたりの平均残業時間です。年代により差はありますが、全体平均としては約13.6時間となっています。
 
1ヶ月の出勤日数を20日とすると、1日当たり約0.7時間の残業時間になります。ただし、毎日同じ時間の残業時間になるとは考えにくいでしょう。対して、同調査による営業職の年代別残業時間は以下の通りです。


・20代:23.3時間
・30代:24.5時間
・40代:25.8時間
・50代:24時間

上記も1ヶ月当たりの平均残業時間です。事務職よりも年代間の差は少ないものの、総じて残業時間は多くなっていることが分かります。全体平均は24.4時間となっており、事務職との差は約10時間です。
 
出勤日数を20日とした場合、営業職の1日当たりの残業時間は約1.2時間であり、事務職の約1.7倍に相当します。ただし、営業職においても毎日同じ時間の残業時間になるとは考えにくいでしょう。
 
そのため、日によっては事務職との残業時間に、大きな差が生まれることが予想されます。
 

事務職と営業職の平均年収