
▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
残り湯活用による節水効果と年間の節約額
お風呂の残り湯は、使用状態によっても異なりますが、一般家庭では約180リットルとされています。この半分を洗濯に利用すると約90リットルの節水が可能です。
1リットル当たりの単価を0.24円とし、毎日残り湯を使用したとすると、毎月約650円の節約となります。
・90リットル×0.24円/リットル×30日≒650円
これを1年間続けると650円×12ヶ月で、年間約7800円もの節約が可能です。
残り湯にはどれくらいの細菌がいる?
残り湯の細菌数は入浴する人数や、お湯を放置した時間によって異なります。表1は風呂水中の細菌数を表したものです。
表1
入浴人数 | 入浴前 | 入浴直後 | 一晩放置後 |
---|---|---|---|
2名 | 40 | 110 | 25万 |
3名 | 40 | 360 | 29万 |
5名 | 80 | 2700 | 120万 |
出典:株式会社衛生微生物研究センター「風呂水中の細菌数」を基に筆者作成
表1の数値は一例であり、以下の要因により細菌の増殖は変動します。
●入浴後の風呂水の温度変化
●体に付着していた汚れの量