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司法試験を受けるための方法は2つ
弁護士になるためには、司法試験に合格しなければなりません。試験を受けるためのルートは、法科大学院に進学する方法と司法試験予備試験に合格する方法の2つが主なものです。法科大学院では法学の基礎から学ぶことが可能で、既修コースと未修コースの2つのコースがあります。
既修コースは法学部を卒業した人が対象となり2年間で修了可能ですが、未修コースは法学部卒業以外の人向けで、修了までに3年を要します。コースを卒業すると、司法試験を受ける資格が得られる流れです。なお、2023年からは法科大学院で所定の単位を取得し、1年以内に修了見込みの者であれば司法試験を受験できるように受験資格が緩和されました。
一方、司法試験予備試験は受験資格に制限がなく誰でも挑戦できますが、試験内容が非常に難しく、合格するには相当な努力が必要です。個人の状況や目標によって最適な方法は異なる可能性がありますが、確実に司法試験受験資格を得るためには法科大学院に進学する方法をおすすめします。
弁護士になるためにかかる費用
弁護士になるためにかかる費用は、法科大学院を卒業するか、司法試験予備試験に合格するかによって異なりますが、どちらにしてもまとまった金額が必要です。ここでは、弁護士になるためにかかる費用と、試験を受けるためのルート別にかかるおおよその費用を紹介します。