「お湯の温度」と「ガス代」は比例する?40度と42度でガス代はどれくらい違う?
冬の寒い時期に冷たい水で手を洗うことはつらいものです。給湯温度の設定を高くしている方も多いかもしれません。給湯温度の高さとガス代は比例するのか気になる方もいるでしょう。   本記事では、給湯温度の設定が40度と42度ではどのくらいガス代に違いがあるのか比較しました。また、お風呂でガス代を節約する方法についても解説します。

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給湯の設定温度2度の違いでいくら節約効果が変わる?

給湯の設定温度を40度と42度それぞれで15分間シャワーを使ったと仮定して、ガス代の差額を比較しました。ガス代の計算式は次の通りです。
 
上昇温度×水量÷(発熱量×熱効率)×ガス代単価
 
今回は、水温10度、水量180リットル、熱効率75%、発熱量1万750キロカロリー、都市ガス代の単価130.46円/立方メートルとして計算しています。
 
表1

都市ガス 差額
給湯温度 40度 42度 1日当たり 1ヶ月当たり 1年当たり
ガス代 87.4円 93.2円 約5.8円 約174円 約2088円

※筆者作成
 
表1より、給湯の設定温度を40度と42度でそれぞれ15分間シャワーを使用した場合、温度が高い42度の方がガス代が高くなっています。ガス代の差額は約5.8円で、給湯温度を2度下げると1ヶ月あたり約174円、1年に換算すると約2088円の節約となります。
 

給湯温度を下げる以外にお風呂でできるガス代の節約方法

給湯温度を下げる以外にできるお風呂での節約方法についてご紹介します。
 

お風呂にフタをする

お風呂にフタをするとお湯が冷めにくく、お湯を沸かすエネルギーを減らせてガス代を節約できます。お風呂のお湯が冷めないように、お風呂を沸かしたら家族が続けて入ることで、追いだきせずに済むでしょう。ただし、お風呂にフタをしても湯温は2時間で約2度下がるため、時間を空けずに入浴することが大切です。
 

節水シャワーヘッドを使用する