
▼扶養内で働いてるけど、労働時間が「週20時間」を越えてしまった!「社会保険」に加入する必要はある?
扶養控除とは
扶養控除とは、納税者が一定の条件を満たす親族を扶養している場合に、その経済的負担を軽減するために適用される所得控除です。この制度を利用すると、課税所得額から38万円から63万円の金額が差し引かれ、税金の負担が軽くなります。
扶養控除の金額は、扶養する親族の年齢によって異なります。例えば、大学生の場合、19歳以上23歳未満に該当すると、63万円の扶養控除が適用されます。
ただし、扶養控除を受けるためには、扶養している親族の年収が103万円を超えないという要件があります。年収が103万円を超えると、その親族は扶養控除の対象外となり、控除を受けることができなくなるため注意が必要です。
年収860万円で扶養控除を失ったときの税負担
扶養控除を喪失することでどれほど税負担が増加するか、シミュレーションしてみましょう。
扶養控除が適用される場合
●給与所得控除 195万円
●基礎控除 48万円
●扶養控除 63万円
年収860万円から上記を差し引いて、以下のとおりとなります。
・課税所得 554万円
課税所得 554万円に対して、累進税率を適用します。
195万円×5%=9万7500円
(330万円-195万円)×10%=13万5000円
(554万円-330万円)×20%=44万8000円
所得税額=68万500円