10年落ちの車を「買い替え」ようとしたら、父に「修理したほうが得」と言われました。どちらの方がいいのでしょうか?
新車購入から10年ほどたつと、車体が劣化したり走行距離がかなり長くなったりして、買い替えを考えるケースが少なくないでしょう。   今回のケースでも10年落ちの車を買い替えようとしていますが、人によっては、買い替えではなく必要な修理などをして乗り続けることを推奨するかもしれません。   10年落ちの車は買い替えがよいのか、それとも修理するほうがよいのか、本記事では両方の選択肢を比較解説します。

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買い替えと修理にかかる費用はどれくらい?

買い替えがよいのか修理がよいのかを判断するには、それぞれの費用がどれほどかかるかシミュレーションしておくと役立つでしょう。それぞれのケースにおける費用を、おおまかに見ていきましょう。
 

買い替えの費用

買い替えにかかる費用は、どのような車に乗り換えるかによって大きく変わります。新車なのか中古車なのか、車のランクはどれほどか、ガソリン車なのか電気自動車なのかなど、検討すべき要素はたくさんあります。
 
いずれにしても、買い替えするときはまとまった資金が必要になるでしょう。今の車を下取りに出せない場合や、下取りしてもらってもほとんど値がつかない場合はとくに準備が重要です。
 
一例として、新車販売価格としては安価な部類に入るトヨタ自動車株式会社の「ピクシスエポック」やダイハツ工業株式会社の「ミラ イース」は、最安グレードでも99万2200円かかります(2025年2月現在)。ローンを組むとしても、希望の車種に買い替える金銭的なゆとりがあるか最初に確認する必要があります。
 

修理にかかる費用

修理にかかる費用は、どのような修理が必要かによって状況が変わります。エンジンやトランスミッションなどの大がかりな修理をする場合、かなりの費用がかかるおそれがあります。以下は費用目安の具体的な例です。