レンタカーの返却日を1日勘違いで「2万円」の追加料金!1日レンタルで1万円かからない契約なのになぜ?
レンタカーを借りるときは、通常借りる期間を事前に設定して契約します。数時間の契約や半日・1日契約、1週間契約など、レンタカー会社によって料金体系は異なります。   契約後は予定の日時までに車を返却する必要がありますが、中にはレンタカーの返却日をうっかり間違えてしまうドライバーもいるようです。その場合、今回のケースのように追加料金が発生してしまうおそれがあります。   本記事では、レンタカーの返却日時を守れなかった場合にどのような経済的負担が発生するかについて解説します。

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レンタカーの無断延長は違約金の対象になり得る

契約で許されていない限り、基本的に取り決めた時間を超えて返却することはNGです。もし無断延長してしまった場合は、何らかの違約金がかかると覚悟した方がよいかもしれません。
 
表1に、国内のレンタカー会社3社が定める返却が遅れた場合の対応をまとめました。
 
表1

返却が遅れた場合の対応
レンタカー会社A ・延長の連絡がある場合
基本料金の支払い
(延長分はキャンペーン料金などは適用されなくなる)

・無断で延長してしまった場合
所定の違約金の支払いが必要

レンタカー会社B ・延長の連絡がある場合
料金表に定められた超過料金を支払う

・無断で延長してしまった場合
生じた損害の賠償をする

レンタカー会社C ・延長の連絡がある場合
時間料金制で追加金が精算される
(キャンペーンや会員割引の適用あり)

※筆者作成
 
無断で延長をすると、各社の対応を見ても、延長料金の支払いをするのみでは済まないケースがあることが分かります。違約金や損害賠償、あるいは規定料金よりも高い金額を請求されるおそれがあります。
 
具体的にいくら違約金や賠償金が請求されるかは各社の規定・判断によると思われますが、大きな出費になるかもしれません。
 
今回のケースでは1日分の遅れが生じて2万円を請求されたようですが、これはレンタル料金というより違約金を請求されている可能性があります。その場合、通常のレンタル料金(1日1万円)は基準にならないと思われます。
 
返却日時に遅れることが分かった時点で速やかに連絡を入れることが大切です。事前に通知していれば、延長料金の適用のみで済む可能性があるでしょう。
 

違約金や損害賠償が請求されるのはなぜ?