物価高の影響で食材を買ってイチからおかずを作るよりも「冷凍食品」を使用したほうが安くなるような気がします。実際どうなのでしょうか?
近年、物価高の影響で食品の値上がりが著しく、毎日の献立に頭を悩ませている方は多いでしょう。   生鮮食品の価格や光熱費が高騰している今、注目されているのが「冷凍食品」です。調理済みの冷凍食品は、忙しい現代人の手間を省いてくれるだけでなく、光熱費まで抑えてくれる可能性があるのです。   当記事では、食材価格高騰の現状について解説し、手作り料理と冷凍食品のコストを比較します。冷凍食品の上手な活用法を参考にして、ゆとりのある充実した生活を送ってください。

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食材価格高騰の現状

現在の日本の食料品価格は、上昇傾向です。とくに、生鮮食品や輸入食品を中心に値上がりが目立ちます。
 
農林水産省の「食品価格動向調査」によると、2025年2月17日の週(2月17日~2月19日)の全国における野菜(対象8品目:キャベツやにんじんなど)の平均価格は、平年比で大幅に上昇しています。
 
例えば、キャベツは1キログラムあたり平均401円となっていて、平年比で257%値上がりしている状況です。
 
また、加工食品も同様に値上がりしていて、農林水産省における2025年2月(2月10日~2月12日)の調査結果では、食パンや麺類、調味料などの価格が平年比5.9%~20.6%上昇しています。物価上昇の背景には、原材料価格の高騰や円安、物流コスト増加などがあります。
 

冷凍食品の価格とメリット

冷凍食品は、手作り料理よりも高価なイメージを持たれますが、実際には幅広い価格帯の商品があり、手作りよりも安価に抑えられるケースがあります。とくに、冷凍野菜や冷凍フルーツなどは、旬の時期に大量に収穫されたものを加工・冷凍することが一般的なため、価格が安定している傾向にあります。
 
また、冷凍食品は、基本的に特別な調理なしで食べられて、光熱費を抑えることにもつながる可能性があるのです。便利な冷凍食品を活用することで、家計を節約しつつ家事にかかる手間も減らせるでしょう。
 

【コスト比較】手作り料理と冷凍食品