
▼私立高校の「実質無償化」は年収いくらで対象になる? 支給金額とあわせて解説
「私立高校」の1年間の学校教育費は「公立高校」の「約2.18倍」
授業料などを総合した「学校教育費」を公立高等学校と私立高等学校で比較した場合、公立高等学校の学校教育費は年間「35万1452円」かかるとされています。その中でも、大きな割合を占めるのが「通学関係費」の27.8%(9万7738円)と「図書・学用品・実習材料費等」の17.7%(6万2292円)です。
一方、私立高等学校の学校教育費は年間「76万6490円」かかるとされています。その中でも、大きな割合を占めるのは「授業料」の30.4%(23万3102円)と「通学関係費」の18.6%(14万2670円)となっています。
「私立」は「公立」より「学校外活動費」も高い傾向にある
家庭内学習費や通信教育・家庭教師費、学習塾費などを総合して「学校外活動費」というカテゴリーがあります。これにかかるコストとして、公立高等学校では年間「24万6300円」、私立高等学校では年間「26万3793円」という結果になっていました。
3年間の「学習費総額」で見ると「私立」は「公立」より「120万円以上」高い
公立高等学校3年間にかかる学習費総額は「178万7328円」というデータがあります。一方、私立高等学校3年間にかかる学習費総額は「307万7235円」となっており、公立と私立では120万円以上の差があるという結果になりました。
この結果から、3年間で必要になる学習費総額は、公立高等学校よりも私立高等学校の方が高くなる、といえるでしょう。