クレジットカード会社から「ロシアで利用されている」と電話があり、不正利用に気付きました。不正利用されないためになにか対策はありますか?
国内外のどこにいても、クレジットカードを不正利用される可能性はあります。クレジットカードの不正利用の手口はさまざまですが、想像もできないような方法によって被害が発生しています。不正利用に気付いたときには、クレジットカードの利用可能枠すべてが使われていることも珍しくありません。   本記事では、クレジットカードの不正利用にはどのような手口があるのか、不正利用の被害に遭わないためにどのような対策が必要なのかを解説します。「不正利用の被害に遭うわけがない」と思うのではなく、いつ被害に遭ってもおかしくないという気持ちでいましょう。

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クレジットカード不正利用の主な手口

クレジットカードの不正利用といっても、手口はさまざまです。主な手口は以下のとおりで、いずれも契約者本人が気付かないところで被害が起きています。

・フィッシング詐欺:EメールやSMSに記載されたサイトに誘導し、クレジットカードや銀行口座などの情報を盗み出す手口です。普段の生活のなかで利用機会の多いクレジットカード会社や宅配業者、通販サイトなどを装っています。
 
・スキミング:スキマーと呼ばれる特殊端末を使用する手口です。読み取ったクレジットカードのデータから偽造カードを作成し、不正利用されます。
 
・ネットショッピング詐欺:架空のネットショッピングサイトで、商品を購入させる手口です。その際に購入した商品が届かないだけでなく、クレジットカード情報も盗み出されます。
 
・情報の漏えい:第三者がネットショップのサイトへ不正アクセスを行い、クレジットカード情報などが不正に盗まれる手口です。
 
・なりすまし:第三者が不正な方法によって取得したクレジットカード情報にて、契約者自身になりすましてカード決済を行う手口です。

不正利用に気付いたときの対処法